アンティーク＆レトロなモノを
主役に自分だけの空間づくり。

アパート暮らしで家賃を払い、同じ払うならいつかは自分の家をという気持ちはありました。でも漠然としたもので、雑誌でリノベーションのことも知っていましたが、あくまで本の中の世界のことと思っていたのです。たまたまM+のチラシを目にしたのをきっかけに、お金のことを知りたくてセミナーに参加しました。説明を聞くと思ったよりも安く、これくらいの支払いならと現実味を感じましたね。ただ購入はいい物件があったら...くらいに考えていたのです。そうしたら第一条件にしていた駅近の物件が出て、それも円山というので、今がタイミングかなと思い即決しました。支払い面が自分にとって無理のない感じなので、家に手をかけて暮らしを楽しむことも趣味のダイビングを続けることも、どっちも叶えることができてうれしいですね。

使い込まれた味のあるモノが好きなので、それが似合う自分だけの空間にしたいと思いました。リビングを広めにとって、壁はすべて塗り壁にして、床はムクの杉材を選んでわざと古びた色合いで仕上げてもらっています。インテリアは、照明や家具、ドアノブなどのパーツもすべて自分で探し集めたモノです。一番気に入っているのは、オーダーでつくったリビングのドアに取り付けたアンティークのドアノブかな。それと、キッチンの後に寝室とつながる小さな換気窓があるのですが、天気のいい日はブルーのカーテンを付けた寝室に光が入って、その小窓が海と同じ色になってきれいなんですよ。ここはベランダがあるのでトマトを育てたり、お友達が来て食べて飲んで過ごしたり。そんな時間が楽しくて暮らしもとても快適です。キッチンの壁に鍋を置く板を付けようとか、テーブルをもっと古い感じに加工しようとか、あれこれ考えています。自分で手をかけていくのが楽しみな家ですね。