リノベーションのこと
現地調査のお話し
こんばんは。
工事担当の豊岡です。
今回は現地調査の話をさせて頂きます。
現地調査は、お客様のご希望の間取りや商品を叶えることが出来るか確認する為にも非常に重要な業務の一つです。
特に設備関係の確認は最優先で、私の以前勤めていた会社の社長が「どれだけ良いデザインをしても結局建築は設備ありき」という言葉が非常に記憶に残っています。
簡単にご説明いたしますと、どれだけお洒落で使いやすい場所にキッチンを置いても、排水勾配が確保できず水が流せなければ使用できません。

ユニットバスの天井についている点検口です。こちらを空けて中を覗きます。

天井裏に灰色の管が二本と、赤と青のホースが見えると思います。灰色の管はトイレと、ユーティリティの空気を外に排気するための管で、赤と青のホースはユニットバスのお湯と水を供給するための管です。
また、天井裏の高さにどれだけの空間があるか確認することが出来ます。

洗面化粧台のボウル下を覗きますと、排水が床下を通っていることが確認できます。そこからどこに排水が流れて行っているかを予測します。
一部ご紹介になりましたが、マンションリフォームでは限られた箱(コンクリートに囲まれた空間)の中で、出来る限りのことをしていきます。建物を支える構造体の柱や梁は壊せませんし、解体しなくては確認できない部分ももちろん存在しますので制限は少なくありません。ですがこのようにほとんど壁の中に埋まっている設備配管も、天井裏等を覗くとたくさんの情報が得られますので、お客様のご希望のプランの選択肢を少しでも増やすためにも現地調査は非常に重要です。
長くなりましたが以上現地調査のお話でした!
豊岡