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日本の集合住宅(3)

菅原 圭
営業
菅原 圭

こんにちは、アドバイザーの菅原です(^^)
雪解けが進んで、日中は水溜まりで夜はツヤッツヤな道路状況ですねぇ…
歩くのも運転するのも大変!と思う毎日です。
でも、少しずつ春が近付いてきているのは嬉しいですね♪

さて、今日は「日本の集合住宅(3)」で、引き続き代官山アパートのことをお伝えしていきます。
そもそも代官山アパートは、1923年の関東大震災の復興支援のために財団法人同潤会は大正時代末期から昭和時代初期にかけて、東京・横浜の各地に建設したRC造集合住宅の1つです。
折しも本日は3.11。地震大国と言われる日本において、未曾有の東日本大震災が起こった日。皆様の記憶にもあの光景はしっかりと残っていると思います。
日本の地震年表を見ていくと、1900年代だけでもM7以上の地震はいくつもあります。件の関東大震災はM7.9。丁度お昼時(発生時刻は午前11時58分)であったことと、強風が関東地方に吹き込んでいたことで火災が広範囲に発生し被害が拡大したのだそうです。全焼が21万2000棟余りだったという記録に愕然とします。
木造が密集した市街地が大きな被害を受けたことから、不燃の集合住宅の必要性・重要性が強くなったというのも頷けます。
そんな頃に建てられた代官山アパートは、自家水道、ガス設備、水洗トイレ、ダストシュートを備え、食堂や公衆浴場もある超ハイカラ・最先端なアパートメントです。
先に単身者用のお部屋を紹介しましたが、代官山アパートは単身者用間取りが95戸、ファミリー用間取りが232戸ありました。



天井や壁のつくりが可愛い居間と、お台所です。
この頃の台所は、立って作業するのに便利などといわゆる人間工学の観点が取り入れられ始めたものになり、注目すべきはガスや水栓がついたことです☆
使い勝手を考慮した台所の高さに関しての記述が残っているのは1918年くらいからなんですって!(当時の平均は73cmだったそうです)
従来の熱源である木材や石炭から、ガスが注目されるようになったのは関東大震災以降なので、この作りを見るだけで最先端さがよくわかります、



水洗トイレに、驚きの洗面台と化粧box。
進んでるなーと改めて思いますね。意識高い!(笑)という感じです。
住みたい!という申し込みが殺到したというのもなるほど納得。
90年前には、RC住宅でのこういう暮らし方が提案されていたんです。
代官山アドレスになってしまうことで、約70年で解体されてしまった代官山アパートですが、それでも70年!
改めて凄いなーと思います。

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